初心者向けのトレード解説(メレー対メレー編)

はじめに

トレードの基本の記事に引き続き、今回はメレー対メレーのトレードの考え方について解説します。ガチムチ相撲の筋肉比べのように見えて実は繊細なプレイングが要求されるマッチアップとなっています。基本編よりも重要視されている点を中心に解説していきます。

自分と敵との距離が近い

近距離攻撃同士が戦うわけですから当然2人の距離は短くなります。交戦中の距離も、睨み合っているときの距離もそうです。常に一触即発の距離感の中で戦うので、ほんの少しの立ち位置ミスが決定的な差に繋がることがよくあります。

メレーとレンジのAA射程の差

スキルの有無が重要視される     

メレーチャンピオンは以下のうち

仕掛けるスキル(相手との距離を詰めるスキル)  ・仕掛けられたときに対処するスキル(仕掛けをいなし反撃するスキル)                 ・投擲スキル(ハラスする・戦わないためのスキル)  のどれかを必ず持っています。チャンピオンによってはこれらのうち1つしか持っていない場合もあれば、3つ全部揃っている場合もあります。これらを駆使してトレードをしていくわけですが、トレードの核となるスキルがクールダウンになった時は注意しましょう。敵との距離が近く、一度きれいに仕掛けられると絶望的なヘルス差をつけられてしまうからです。

レベル差は想像以上にトレードに影響する

トレードの基本編ではスキルが増えるからレベルアップが重要だと説明しました。それに加えて、メレー同士のマッチアップではステータス上昇という点でも重要視されています。レベルアップで得られるステータスは、金額換算でおよそ550ゴールドくらいです。わかりにくいと思いますが、2キル分のゴールド差をつけられていると思ってください。チャンピオンパワーの差が大きい時はそこまで気にしなくてもいいです。一方でチャンピオンパワーが同じくらいだった場合、たった1レベルの差だけでトレードの土俵に立てなくなってしまいます。ステータスアップの数値自体はそこまで大きくないんですけど、なんででしょうね。レベル差があると本当に勝てないんですよ。

レベルアップをするだけで無条件に2キル分相当
のステータスを即座に得られる
 

トレードの考え方

メレー同士のトレードにおいて重要なことは、根本的な有利不利(マッチアップ的な相性)と短期間での有利不利(トレードで勝てるかどうかなど)です。前者はそもそも相性的に戦ってもよのか、後者は特定の時間の間に戦ってもよいのかを指します。

ガレンVSマルファイトで考えてみましょう。

パッシブ(体力回復)のせいでマルファイト側はHPもマナも損するので、マッチアップ上ではガレンが有利です。そのため基本的にはマルファイトは戦わない方がクレバーと言えるでしょう。しかし、何もしなさすぎると、今度はガレンが好き勝手し始めるのである程度トレードをしてプレッシャーをかける必要があります。

ではどのようにトレードをすればいいでしょうか。まず大前提としてガレンのQは仕方ないとしてEは可能な限り避けたいです。ですので基本はEがクールダウンの時に戦うか、ガレンが回っている最中は逃げに徹するかのどちらかになります。

2パターン考えてみましょう。まずはHPもマナも減らさない方法です。パッシブのシールドがある時にWとEを使ってトレードします。シールドが切れたらまたつきなおすまで待って再びトレード。これを繰り返します。この時Qは一切使いません。集団戦まで安全に過ごしたいときはこの方法が無難かつ安定します。

2つ目はHPもマナも減る代わりにガレンのHPも大幅に削る方法です。ガレンのパッシブは1ダメージでも与えていれば発動しないので、間髪入れずにダメージを与え続けて回復をさせないようにスキルを使います。基本はWを使ってひたすら殴り合いますが、距離を取られた時など場合によってはQを使ってもいいでしょう。ガンクされるリスクはありますがキルできたときのリターンは大きいです。

これらはほんの一例にすぎませんが、メレー対メレーは常に「そもそも勝てるのか」「今勝てるか」「どうやって勝つか」を考えながら戦っています。これが難しい所でもありますが、楽しい所でもあります。

メレー対メレーでの考え方

基本的にはトレードの基礎をおさえておけばある程度トレード形ができますが、その中でもメレー対メレーでは特に「今勝てるか勝てないか」を意識するとよいでしょう。当たるとまずいスキルと自分のメインスキルのクールダウンとレベルに気を付けると少しトレードが楽になると思います。

1点気を付けないといけないことは、自分1人ではどうすることもできない不利マッチアップが存在するということです。この場合ガンクに来てもらうため以外はトレードしなくてもいいです。このケースばかりは仕方がないです。死なないことにリソースを割くようにしましょう。

実践動画

アーゴットにタコ殴りにされるとローヘルスにされてしまうから極力ショートトレードを意識する

今回のムンドvsアーゴットでは、①オールインで勝てるようにするためハラスでHPを削ること(Qの包丁とEのミニオン飛ばし)②相手のE(背負い投げ)始動のロングトレードが明確な負け筋になるのでそうならないようにパッシブ(CC無効)がある状態で戦うこと③ロングトレードをしないことを意識しながら戦いました。それ以外はトレードの基本に沿ってプレイしています。

自分の想定以上にハラスを当てることができたのでここまで一方的な展開になりましたが、上手にハラスができなくてもムンド側がミスをしなければ1対1では負けないマッチアップだと思います(相手のアーゴットが上手いなと思ったらプレートスチールキャップ&ブランブルベストを揃えるとレーン戦が楽になる)。

コメントを書き込む


Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

まだコメントがありません。

×