初心者向けのトレード解説(メレー対レンジ編)

はじめに

初心者の多くが苦労するであろうメレー対レンジのマッチアップ。複雑そうに見えて実はシンプルな構造になっています。皆さんがメレーを使う1歩になれるように作成しました。

基本はメレーがレンジのハラスを耐える構図になる

メレーは近距離でしか戦えないので遠距離攻撃をすることができるレンジには、射程で不利がつく分たくさんハラスをされます。自分の射程外から攻撃が飛んでくるので、距離を取ったりよけたりと自分のHPが削られないようにしないといけません。

ゼロ距離での戦闘になった場合はメレーが圧倒的に有利

メレーはレンジと比べて射程が短い分、パワーがダメージや基礎ステータスに割り振られています。また、レンジキャラクターの防御ステータスは低めに設定されています。そのため、射程の不利がつかない距離感での戦闘では、圧倒的にメレー側が有利です。

一方でレンジはステータスで劣っている分、射程の有利を活かして相手のHPを減らし、距離を詰められても逆に返り討ちにできるようにする必要があります。

メレーはレンジよりも基礎ステータスが高い
レンジはメレーにひと撫でされるだけで前に立てなくなるレベルで柔らかい

メレーはヘルスを残して近づくこと・レンジは近づかれない、近づかれる前に削ることが重要

結局のところメレー対レンジのマッチアップは「いかに近づくか、いかに近づかれないか」にすべてが集約されています。厳密には少し違いますが、自分のHPを削られることなく相手に近づき戦うことができればメレーの勝ち、相手に近づかれることなくダメージを与え続けることができればレンジの勝ちという認識でOKです。

トレードの考え方

今回のケースではメレー側とレンジ側とで考えることがガラッと変わってくるので、まずは共通した考え方、次にメレーとレンジそれぞれでの考え方についての説明していきます。

メレー、レンジともに考えるべきこと

メレー対レンジの本質はいかにHPを削るか/削られないかです。                             今回の記事はこの考え方を基本にして解説しています。                   

まずはお互いのマッチアップを確認しましょう。

①射程差:近づくまでにどれくらい距離がある?                                           ②ブリンクスキルの有無:距離は?発生は?CDは?                                      ③ダメージ(バースト):ダメージの出し方は?火力は?                                     ④トレードの形:どう戦う?どう仕掛ける?ガンクは呼べる?(CCはある?)

次にジャングラーを確認しましょう。味方にガンクが得意なジャングラーがいるときはだいぶレーン戦が楽になりますし(ガンクプレッシャー)、逆に敵にガンクが得意なジャングラーがいたり、味方のジャングラーがガンクできないタイプだった時にはレーン戦の難易度が跳ね上がります。

最後にレーン戦でのゴールを確認しましょう。ゴールド差トントンで終わればいいのか、タワープレートを壊してたくさんゴールドを稼げばいいのか、相手を活かさず殺さずタワー下に押し込めばいいのか。これに関してはチャンピオンとマッチアップによって変わってくるので、自分のチャンピオンの特徴と相手の特徴を踏まえたうえでゴールを設定するようにしましょう。

 

メレーの考え方

大前提としてメレーチャンピオンはレンジチャンピオンと比べてアサシンならバーストダメージ、ファイターやタンクならフィジカルで優れています。そのためメレー側が上手く仕掛けることができればだいたい勝てます。しかし、どのチャンピオンもレベル1&500ゴールドの状態からゲームスタートするのでどうあがいても序盤はレンジ側に有利を取られてしまいます。ここで重要なのが耐えです。

レンジチャンピオンのほとんどが火力をアイテムに依存しているため、どこかのタイミングでメレーが勝てるタイミングが必ずやってきます。それがレベル2なのか、レベル3なのか、1コアが出てからなのか、それはチャンピオンやマッチアップによりますが、チャンスが巡ってきたときに即座に仕掛けられるようにしたいです。そのためにはヘルス差をつけられないように気を付けましょう。仕掛けたいタイミングで自分のHPが少ないと何もできず、ズルズルと何もできないままレーン戦が終わってしまいます。

ではHPを削られないようにするにはどうすればいいでしょうか?

残念ながら殴られない距離をキープするしかありません。そのため、場合によってはCSを諦めることもよくあります。たった1つのCSのために100や200といったHPを削られるのはもったいないという考え方ですね。幸いにもワイルドリフトではミニオンの近くに立っていれば経験値とラストヒットの1/5のゴールドがもらえるので、全く装備が進まない、レベルが上がらないといった状況には陥らないでしょう。

ただし距離の取り過ぎには注意です。ミニオンとの距離が開きすぎると経験値がもらえなくなります。レベル差ができるどそれだけでコールド差が生まれている状態になりますので(2キル相当)、ラストヒットが取れないとしても経験値ロストはしないようにしましょう。

取るCSと捨てるCSのイメージ

以上のことを意識して勝てるタイミングが来たら、今までの鬱憤を晴らすかのごとくボコボコにしてやりましょう。(もちろん仕掛けるタイミングを見計らう必要はあります)

レンジの考え方

ここからはレンジチャンピオン側の考え方についてです。

レンジ側はとにかく相手のHPを削ることを考えましょう。しかし、普通腕の短い相手はハラスをされないように距離を取ってきます。そうなると自分のAAやスキルは当たらなくなってしまいます。ではどうやって当たらない状況から当たる状況にするのでしょうか?

キーワードはCSタイミングです。どれだけヘルスを維持しようとも経験値やゴールドを失ってしまっては意味がありません。そのため必ずCSを取る瞬間に前に出てきますこの瞬間にAAやハラススキルを当てにいきましょう。CSを取る瞬間は高ランクの人にとってもそうでない人にとっても等しく無防備な時間です。当然相手は反撃できないのでHP差が生まれます。これを繰り返しましょう。そうすると、相手の選択肢は減り、自分の移動できる範囲や選択肢が広がっていきます。

ざっくりとこんなイメージで戦うといい感じにハラスできる

では相手のHPを削ったあとは何をすればいいでしょうか?

有利の広げ方は色々なものがありますが、今回は自分のレーンでの有利を広げることにポイントを当てて①タワープレートをとる②ワーディング③リコールの3つを紹介します。

まずオーソドックスな有利の取り方にタワープレートがあります。レンジチャンピオンはお金が欲しいことが多いので大体はプレートの獲得を目指すことになります。

しかし、タワープレートを取るということは危険地帯に身を置き続けることを意味するため、ガンクされるリスクが高いです。そこでガンク警戒のために茂みにワードを置いて安全を確保しましょう。このワーディングはすぐにワードが壊されない状況なら、押し込みながらといった形で行ってもいいでしょう。

最後にリコールです。有利を広げるタイミングでできることが無い場合はリコールを選択しましょう。稼いだお金をアイテムに変えることで相手との差を広げることができます。また、自分の姿が消える(泉にいる)のでガンク回避と隣のレーンに対するロームプレッシャーにもつながります。

この他にダイブも選択肢に挙げられますが、難易度が高いことと味方がダイブについて知っていることが前提なので今回は割愛します。

メレー対レンジの実践動画

グラガスの場合投擲スキルを持っているので、ハラスや後衛ミニオンのCSを取ることができます。しかし、基本はHPを削られすぎないよう捨てるべきCSは捨てるです。ちなみに最初のガンクはマップを見ていませんでした。マイバッドです。

レンジ対メレーの実践動画

筆者のラックスが下手くそすぎてスキルが全くあたっていませんが、AAは必ず当たるという性質を活かしてひたすらAAハラスをしています。結局のところ過程はどうであれ相手のHPをたくさん減らして自分のHPを残していればOKなのです。

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