いずれメレー対レンジ、レンジ対レンジなどのダメージトレードシリーズを投稿する予定ですが、それに先立ってトレードの基本を説明します。これは自分がどんなチャンピオンを使っていても、敵がどんなチャンピオンを使っていても当てはまるものです。今後はここに書いてあることを前提に解説するのでしっかりと覚えてください。
今回の記事ではガレンのパッシブをないものとして扱います。だってこいつのパッシブトレードなかったことにするもん。初心者向けのチャンピオンのくせにトレードの基本通用しないのやめてくれませんかね。
補足 ガレンのスキル Q:AA強化、サイレンス付与 W:ダメージ低減 E:回転しながらダメージを与える R:相手の減少体力に応じて上昇する大ダメージ
まずはレベル1のガレン同士で戦わせてみましょう。アイテムはなし、スキルはQ、キーストーンは片方が征服者、もう片方は不死者の握撃。お互いどのようなトレードをすればよいでしょうか。
この場合、戦闘時間が長引けば征服者側が勝ちます。一方で握撃側は握撃を起動した状態でのショートトレードを繰り返すことで体力有利を作ります。このようにルーン次第でトレードの時間や方法が変わってきます。逆に相手のルーンを見るだけでトレードの仕方、ダメージの出し方やビルド(特にタンクとダメージ両方に進めるチャンピオン)の予想がつく、ないしわかります。
今度はレベル3のガレンどうしで片方だけがBFソードを持っている状態で戦わせましょう。どちらが勝つと思いますか?
当たり前ですよね。BFソードを持っている方のガレンが勝ちます。持っていない方と比べてADが40も高いからですね。ADはAAも(ガレンの場合は)QもEも強化してくれます。同じ回数AAをしてスキルを振ればBFソード分差ができます。高ランク帯のプレイヤーが「ゴールド差が~アイテム差が~」とよくうなっているのはこういったロジックがあるからですね。
ルーンもアイテムも同じでなぜか片方のガレンのRがクールダウンになっていたとしましょう。この状態の2人が戦ったらどうなるでしょうか。当然Rを残している方が勝ちますよね。なぜならガレンにとってRが一番ダメージを出しやすいスキルだからです。
ではクールダウン中のスキルがRではなくてQだったら?Eだったら?もちろんどれだけスキルを当てたかなどにもよりますが、基本的にはスキルが多い方が勝ちます。正確に言うならばダメージトレードの核になるスキルが少ない方が負けます。
相手よりスキルの数が多いという状況は、相手がスキルを使う以外にもレベル先行したときにも起きます。画像は右側のガレンがレベル2先行をした状況です。このとき左のガレンよりも1つ多くスキルを持っていて、トレードが発生したら必ず右ガレンが勝ちます。なぜならスキル1つ分のダメージ差が発生するからです。同じ理由でレベル3.5先行でも同じ状況になります。これに加えて基礎ADやHPなどのステータスを獲得するからなおさらです。よくレベル先行が大切だといわれるのはこのためです。
レベル3から強いチャンピオンと2コアから強いチャンピオンがゲーム時間2分のタイミングで戦ったとしましょう。レベルは5から6くらい、リコールをしていなければファーストアイテム、リコールをしていれば中級ブーツか1コア目の片方の素材を持っている状況です。この状態で2人が戦うとどうなるでしょうか。スキルをお互い効果的に使ったと仮定した場合、基本的には前者が勝ちます。2コアから強いということはつまり、2コア揃うまでは弱いことを意味するからです。
では先程の例と同じチャンピオンがゲーム時間12分のタイミングで戦うとどうなるでしょうか。レベルは10から11くらい、アイテムは2コア+ブーツが揃っているくらいです。この場合は、2コアから強い側が勝ちます。なぜなら序盤に強いチャンピオンはパワーが序盤によっている分、成長曲線があまり良くないからです。逆にレイトに強いチャンピオンは序盤が弱い分、スキルのダメージの上り幅や、AD・APのレシオが高くアイテムの恩恵を強く受けることができます。
このような強いタイミングの概念をパワースパイク(スパイクタイミング)と言います。自分のスパイクタイミングの時は積極的にトレードを仕掛け、逆に相手のパワースパイクは避けるようにしたいです。
説明ばっかり長いねん。結局どうすればトレードで勝つねん。とみなさんも思ったことでしょう。お待たせしてしまいましたね。結論から言いましょう。トレードに勝つには相手よりもダメージを与えて、相手よりも高いヘルスを残せば勝てます。
…それが実践できたらこの記事を読みにきませんよね。ではどうやって相手よりもダメージを出して相手から受けるダメージを減らせばいいでしょうか。自分が強いときに戦って、自分が弱いときに戦わなければいいのです。少し言葉を変えましょう。自分がトレードに勝てるときに仕掛けて自分がトレードに負けるときは仕掛けられないようにする、です。自分が勝てるときって?負けるときって?そうです。トレードの基本で説明していることがそのまま当てはまるのです。
相手よりアイテムが多いから勝てる、自分のスキルがクールダウンだから戦わない。高レートの人たちはそういった判断を無意識のうちに行っています。しかし、初心者帯の人は勝てるのかそうでないのかうまく判断できないと思います。そこで2つのルールを教えます。このルールを守ればある程度形になったトレードをできるようになれますし、少なくともぼろ負けすることは減るはずです。
戦術や敵を知る前に自分を知る。かなり面倒ですがこれをしないと始まりません。ダメージを出すタイミングで手間取ってしまうのはもったいないですからね。まずはプラクティスモードに籠もってコンボ練習を繰り返して、思考リソースを割かずに済むレベルにまで持っていきましょう。そうすると自分のチャンピオンがどんなチャンピオンかざっくりとわかってくるはずです。他の人に軽く説明できるレベルまで理解できているとグッドです。
初心者のトレード負けのほとんどは、下がるべきときに下がらず無駄なダメージを食らっていることが原因になります。トレードをするわけでもしないわけでもないのに中途半端なところをウロウロしているから、本当にトレードするべきタイミングで必要なHPを確保できずキルされてしまいます。
キルを振る→クールダウン中は思いっきり下がる→クールが帰ってきたら再び前に出る
これを徹底してください。だいぶヘルスを保つことができます。
戦うなら戦う。戦わないなら戦わない。これを徹底することが大切です。戦うかどうかの判断はすぐに下すようにしましょう。迷ったらやめましょう。勝てるかわからないなら引いたほうがいいです。このゲームで大切なことは死なないことです。死なないためには高いヘルスであり続ける必要があります。戦わないことも立派なトレードです。
逆に勝てそうだと思ったら積極的に前に出るべきです。そうしないと相手はプレッシャーを感じないためのびのびとプレイするようになります。心に余裕がある状態でのプレイングは本来避けられないスキルを避けられるようにしたり、スキルを当てるためのもう1歩に繋がります。それは、自分のトレード負けの直接的、間接的な原因になります。自信があるように振る舞うことも大切なトレードスキルです。
①自分のスキルがクールダウンのときと、ヨネのQ2(竜巻をまとっているとき)orE発動中(幽体離脱中)のときは下がること②そうでない時は前に出ることの2点を意識するとこんな感じのトレードになります。
ちなみにこの5分の間で立ち回りミス(スキルが当たらなかった・回避行動を取ったが避けられなかったというのは含まない。またダイブの失敗もこれには含めない。)が少なくとも3つあります。どこがミスなのか探してみてください。
軽く見直した段階で見つかったミスは 0:03 Q2がクリーンヒットしなかった時点で引くべき 0:20 相手のリーサルテンポがたまっているにもかかわらず前に出た 3:29 CSを取るのかトレードをするのか中途半端 でした。トレードを見た瞬間にここがミスだなと指摘できるようになれるといいですね。
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