セトのスキルとコンボ解説

はじめに

チャンピオンを始めるきっかけに見た目が好きだからといった理由は多いと思いますが、このチャンピオンの場合声優から始める人の方が多いでしょう。おそらく有名なあのキャラクターのイメージを持っていると思いますが、セトもそのイメージにぴったりな性能をしています。今回はザ・ボスことセトの解説をしていきます。

セトの概要

セト(Sett)

適性レーン:ソロ、サポート、(ジャングル)、(ミッド)

火力:3~4 耐久力:4 CC:5 機動力:2 操作難易度:3 初心者おすすめ度:5

血脈を採用しているため体力吸収が1%ある

スキル解説

パッシブ ファイティングスピリット

通常攻撃で左右のパンチを交互に繰り出す。右のパンチは左よりも少し早く、追加で(7×チャンピオンレベル+50%増加AD)の物理ダメージを与える。

減少体力5%ごとに0.25の体力自動回復を獲得する。

左のパンチを行ってから右パンチを出さずに2秒経過すると、左パンチにリセットされる。右パンチの攻撃速度は左パンチの8倍となる。

自動回復:0.25/0.5/1/2

自動回復はレベル5/9/13になると増える

セトのパッシブを簡単にまとめると①左右のパンチを繰り出す(右パンチが優秀)HPが少ないと自動回復量が上がるです。セトのAAは一定のテンポではなくワン・ツー、ワン・ツーといった少し癖のある繰り出され方をします。ちなみに右パンチは若干AAレンジが広くなるので、左パンチをミニオンにして右パンチを敵チャンピオンに当てるといった小技があります。2つ目の回復パッシブですが、結構馬鹿にできない回復量で、ある程度レベルや装備が整うとイグナイトで落としきれないこともあります。1ミリ足りないが起こりやすいので、対セトの時は注意しましょう。セトの周りに薄い緑色のオーラがある時は特に体力回復量が増えています。

Q ナックルダウン CD:9.5

戦いを求めて、1.5秒間敵チャンピオンに向かう際の移動速度が30%増加する。

さらに、次の2回の通常攻撃が強化されて追加で(5+最大体力の1%+(0.01%AD))の物理ダメージを与える。
モンスターに対しては追加ダメージの上限は100。

クールダウン:9.5/8/6.5/5                                   基本ダメージ:5/20/35/50                                追加ダメージ:0.01%/0.015%/0.02%/0.025%             

AAタイマーリセットを持っている

セトの殴り合いを支えるスキルです。セトのexe動画で某吸血鬼が無駄無駄しているのはパッシブとQがあるからです。加速効果もあるので近づくために発動することも多くあります

W ヘイメイカー CD:16

受けたダメージの100%を最大50%HPまで闘魂として蓄える。闘魂はダメージを受けてから4秒経過すると急速に減少する。

発動効果:全ての闘魂を消費して、消費した闘魂の100%に当たる耐久値のシールドを獲得する。シールドは3秒かけて消滅する。その後、強烈なパンチを放ち、中央にいた敵に(80+消費した闘魂の25%+0.275%増加AD)の確定ダメージを与える。中央にいなかった敵には代わりに物理ダメージを与える。

クールダウン:16/14.5/13/11.5                              基本ダメージ:80/105/130/155

セトの代表的なスキルと言えばこれでしょう。重要な耐久スキルであり、圧倒的なバースト源でもあります中心は確定ダメージになるので後半になるとフルチャージWでADCやメイジのHPの半分以上を吹き飛ばすことも可能です。

E フェイスブレイカー CD:13

自身の左右にいる敵同士をぶつけて(50+60%AD)の物理ダメージを与え、0.5秒間50のスロウ効果を与える。左右両側でそれぞれ1体以上の敵をつかむと、すべての敵を1秒間スタンさせる。

クールダウン:13/11.5/10/8.5                                     基本ダメージ:50/75/100/125

このスキルには敵を引っ張る効果がある(これを50のスロウ効果と表記した?)

強力な引き寄せ効果を持ったスキルです。片側から引っ張るだけでも十分強いですが、このスキルが真価を発揮するのは両側から引っ張った時です。両方をスタンさせることができるのでそこそこに長い時間拘束できます。このEでスタンさせると最速Wがほぼ確定で当たります。特にEが2回使えるくらいロングトレードをするときに意識するようにしましょう。

R ショーストッパー CD:70

敵チャンピオンを掴んでサプレッション効果を与え、前方に運んで地面に叩きつけて周囲にいる敵に(200+100%増加AD+掴んだ敵の増加HPの35%の物理ダメージを与え、1秒間、99%のスロウ効果を与える。セトが叩きつけた位置から離れているほど、敵が受けるダメージは低下する。

クールダウン:70/65/60                                    基本ダメージ:200/300/400                                体力割合ダメージ:35%/45%/55%

柔らかいチャンピオン相手のタンクの下敷きになるだけで3割以上持っていかれることも

さまざまな用途で使える強力なスキルです。裏から回って敵のキャリーを自陣に持ってくるもよし、フロント役を投げて奥に突っ込むもよし、味方のキャリーを襲う敵を引きはがすもよしと何でもできます。このスキルが刺さらないことは絶対にありませんし、だからこそ初心者におすすめしたいです。一応サプレッション扱いなのでクイックシルバーエンチャントで解除することができますCC自体は解除できるものの飛んでいった先の範囲ダメージは発生します。こういった事例はあまり起こらないのでそういったことがあるんだなあ程度に覚えておくと良いでしょう。

コンボ

AAQ

AAキャンセルコンボです。キーストーンが征服者の場合即座に4スタック貯まります。

フラッシュorプロトベルト→E                                                           Eフラッシュ

手前がミニオン、奥が相手と見立てている

セトはベタ足なのでただ歩くだけでは逃げられてしまいます。そこでプロトベルトエンチャントやフラッシュを絡めて強引にエンゲージします。プロトベルトEやフラッシュEよりもEフラッシュの方が相手が反応しにくいですが少し難しいです。ちなみにEプロトベルトはできません。

W→フラッシュ(中心直当て)

セトのWの中心には当たってはいけないことは相手も理解してます。ですので当然避けようとしています。そこをフラッシュで強引に当てに行きます。Wフラッシュでを知っている相手はこれを避けるためにフラッシュを使うこともあります。Wの中心を巡った駆け引きはセトのトレードの中でもかなり面白いので覚えておきましょう。

Q起動で近づく→ミニオンを巻き込んでE→AA.Q→W

フラッシュを挟まない場合の基本的なオールインコンボです。締めのWは必ず打ちましょう。

ミニオンを巻き込んでE→フラッシュ→R→スキル全部使う

手前のダミーをミニオン、奥のダミーを敵チャンピオンに見立てている

ウェーブが自分のタワーの近くにある時にできるソロキルコンボです。Rの範囲ダメージでミニオンをキルすることでタワーダメージを相手に与えることができます。

R→E→適切なタイミングでW

このコンボがクリーンヒットして集団戦に負けることは基本ない。もし負けたらよほど無理なインをしたか味方が弱すぎるかのどちらか。

集団戦でセトがやりたいことです。Eで巻き込む人数が多ければ多いほど絶大な効果を発揮します。さらにWの確定ダメージを複数人に当てればもう集団戦は決着したと言っていいでしょう。

ルーンとビルドとスキルオーダー

キーストーン:征服者or不死者の握撃(オールインに近いロングトレードが得意なら征服者、ショートトレードを多くしたい時は握撃のイメージ)                           メインルーン:栄華or不滅                            栄華の場合                                                                                   上段:ブルータルor凱旋                            中段:対面や構成に合わせて                          下段:好み(自分にどのステータスが欲しいか考えて選択しましょう)                                不滅の場合                               上段:巨人の勇気                                    中段:ボーンアーマーor息継ぎ                           下段:生気付与以外のどれか                                    サブルーンはメインルーンでとっていないもので必要なものを選択する    

サポートの場合はアフターショックかグレイシャルオーグメントを採用しましょう。

ビルドパス

セトにはファイタービルドとタンクビルドの2つがあります。序盤からスノーボールしていきたいならファイター、2コア以降のパワーや集団戦を意識するならタンクビルドを選択すると良いでしょう。

ファイタービルド                             1コア目:トリニティフォースorディバインサンダラーorブラッククリーバーorサンダードスカイ                                2コア目:1コア目で採用していないものor相手に合わせたアイテム(同じシーン派生のトリニティフォースとディバインサンダラーは同時に採用しないようにしましょう。固有スキルの追撃が片方無駄になってしまいます。)            3コア目以降:対面に合わせて  

タンクビルド                                       1コア目:心の鋼                                     2コア目:タイタンハイドラ                               3コア目以降:対面に合わせて

相性がいいアイテム:ガーディアンエンジェル、ルインドキングブレード、ステラックの篭手、デスダンス、マルモティウスの胃袋、サンファイアイージス、スピリットビサージュ、ランデュインオーメン、ソーンメイル、ワーモグアーマー、プロテクターボウ、自然の力、アマランスツインガード、背水のマントなど

種類が多くて戸惑うかもしれませんが、1,2コア目でHPとADを盛る→3コア目以降からAR、MRで足りないものを補填するイメージでビルドを進めましょう。セトに関してはビルドが様々なので、上位層のリプレイ動画を見るなどしてどういった時のどのアイテムを買っているかを参考にすると良いでしょう

エンチャントは相性が悪いものではなければなんでもいけますが、プロトベルト、ガーゴイル、テレポートあたりが人気です。  

スキルオーダーは自分がレベル1から3にかけてどのようなトレードをしたいかで変わります。全部で6通りなので1つずつ試してみて自分にあったスキル取りをしましょう。スキル上げはQ→W→Eです。サポートの場合、スキルオーダーはE→QorW→とっていないスキル、スキル上げはE→W→Qです。 

レーン戦ででの立ち回り

 セトのトレードは基本Eから始まります。なのでどうやってEを当てるかを考えます。できればミニオンを巻き込んでスタンにしたいですね。ただ、単調に近づくだけでは距離を取られてしまうので、Qで加速したり、CSタイミングを狙ったりと工夫しましょう。

 セトのトレードで一番重要なことは、Wの中心を当てることです。これを当てるか当てないかでダメージ総量が大きく変わります。また、当てられなかったとしてもシールドが余分な被ダメを抑えてくれるため、遅すぎず早すぎないタイミングで使うようにしたいです。

 セトのスキルはどれも優秀なのでレベルアップタイミングを意識しましょう。スキルが増える瞬間はいつでもセトのキルチャンスです。

 

集団戦での立ち回り

 戦う前にセトの役割は何かを確認しましょう。奥に突っ込むのか、相手キャリーを引き寄せるのか、味方キャリーを守るのか。自分の育ち具合や味方の構成を見ながら立ち位置やフォーカスを考えます。(こればかりはケースバイケースなのでトライ&フィードバックで感覚をつかんでください)

 集団戦ではWの中心を当てることよりもRとEを効果的に決めることを意識しましょう。セト1人でクリティカルに敵を拘束すれば味方があわせてくれますし、それが回りまわってWの当てやすさにつながります。

 セト自身はかなり硬い部類に入りますが、タンクスキルはWのシールドしか持っていません。そのため、入り方を間違えるとCCとバーストでWを吐く間もなく落とされてしまうのでそこだけは注意しましょう。

セトの強い所・弱い所

強い所

ガンク、ダイブ耐性の高さ

恵まれたフィジカルと強力なCCとWのバーストを持ち合わせているセトは、敵ジャングラーからするとあまりガンクを刺したくない相手です。雑なガンクだとRでタワー内に連れ込まれますし、ダイブもRとEによる長い拘束時間+Wのクソデカシールドでかなりの時間を稼がれてしまいます。

強力なCC2種とWのロマン

RとEは少し癖のあるCCですが、その分決まった時の影響力は絶大です。セト1人でゲームを崩壊させることができます。また、HPを増やすビルドに進めばフルチャージWだけで劣勢を覆すことができます。確定ダメージで敵のHPが吹き飛ぶ様は他のチャンピオンでは味わうことができない感覚になれます。

ビルドの幅広さ

味方に求められている役割や対面に合わせてビルドを調整できます。ダメージの出し方や耐久力に差はあれど、そのビルドに合わせたチームへの貢献は必ずできます。できることがないニートになるようなことは絶対にありません。

弱い所

ベタ足なので距離を詰めるのが大変

レーン戦の場合はCSタイミングなどでごまかすことができますが、集団戦では敵に近づけなくて困るといったシーンが多々あります。敵に殴られる位置でうろちょろしていても仕方がないので、プロトベルトやフラッシュなどで強引に距離を詰めるようにしましょう

スキルのクールダウンがそこそこ長い

スキル1つ1つが優秀である一方でクールダウンが長いです。そのため一度スキルを外すと何もできない時間ができてしまいます。特に序盤のレーン戦でこの弱点を感じるシーンが多くなると思います。何もできない時間帯に反撃を食らうことがセトの典型的な負けパターンなので、丁寧に使うことを意識しましょう。

ダメージの大半をWに依存している

セトの代名詞ともいえるだけあってWのバーストはとんでもない火力が出ます。しかし、他のスキルはWと比べると若干見劣りして見えます(それでもキャリーからしたら十二分に痛い)。特に集団戦では役割の都合上セトにとって火力を出しやすい環境にはなりにくいため、Wでバーストした後はダメージを出しにくいです。逆にちょっと小突いたQの火力が馬鹿にできないときは、セトを止められないことが多いです。

セトの対策

シールド阻害アイテム(シールドブレイクスキル)を採用する

セトの耐久力を支えているWのシールドを無力化することで、フロント性能を下げます。またWを使い終わった後に撤退するセトを追撃するときに、シールドにダメージを吸われなくなるので、レーン戦でのトレード勝ち/集団戦でのセトのキルにつながりやすくなります。

できる限りEを避ける/Wの中心に当たらないようにする

結局のところこれに尽きるでしょう。QとRは不可避ですが、WとEは避けられます。特にEは当たらないとセト視点トレードのしようがないので、できる限り避けたいです。また、Wは確定ダメージかそうでないかでダメージが雲泥の差なので中心では絶対にあたりたくないです。やばいと思ったときにはフラッシュを使ってでもよけましょう。

CCでがんじがらめにする

Wを発動できなければ硬いファイター程度の耐久力ですので、CCで固めてWを使われる前にフルフォーカスすれば案外簡単に落ちます。逆にこれでセトが落ちないようでしたら、セトが最強かもしくはダメージディーラーが育っていないかのどちらかです。

セトが有利な・不利なチャンピオン

有利なチャンピオン

シンジド

サンドバッグです。レーン戦でも集団戦でもセトの方が活躍できます。シンジドのパッシブの加速でEを避けられることと、相手タワー付近で背負い投げをされない事と、ガンク合わせの3つにさえ気を付けていれば基本的には負けません。(あとシンジドは追ってはいけない)

イレリア

ワイルドリフトでのイレリアはチャンピオンパワーが高すぎるので、カウンターのセトでも普通にソロキルされてしまいます。しかし、圧倒的な差を付けられなければ集団戦性能の差で勝つことができます。CC、フロント性能、素の耐久力でセトが勝っているので、イレリアがゲームを破壊しつくさない限り勝率という面でセトが有利と言えるでしょう。

ケネン

レンジチャンピオンなので勝てない対面なのかと思いきや意外とケネンにとって苦しいマッチアップです。セトはマーキュリーブーツ+スペクターカウル+息継ぎを積みましょう。一回でもEで引き寄せることができればかなり有利にレーン戦を進めることができます。集団戦ではケネンを放り投げるだけでケネンの役割を無くすことができます。

不利なチャンピオン

エイトロックス

序盤はセト有利です。しかし、レベルが上がるにつれエイトロックスのQのCDが短くなるので殴り合いに持ち込めず一方的に殴られるようにってしまいます。レベル7以降はエイトロックスに勝つことよりも育たせないことを意識して、集団戦でエイトロックスより影響力を発揮するしかありません。

グラガス

グラガスのQハラスに対してセト側の回答がありません。ハラスされればされるだけ不利な状況に陥ってしまいます。セトから仕掛けようにもEとRでディスエンゲージされてしまうので対面が辛い相手になります。集団戦で活躍しようにも、グラガスの集団戦性能もセトに劣らず優秀なので差を作りにくいことも辛いです。

レネクトン

プレートスチールキャップ&ボーンアーマーである程度対策できるものの、レベル5-7あたりのパワーの差とシールドブレイクがセトをカウンターします。特に1コアあたりのARか揃っていない段階のレネクトンの火力はとんでもないので、その時間帯を耐えられるかが勝負になります。

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コメント(2)
  • 2. 桜海老 管理者

    >>1
    セトのアイテムなし、パッシブありムンドの2コア+靴の状態で試してみたところ、基礎ダメージ+増加体力に応じた上昇分のダメージが発生していました。
    コメ主さんのおっしゃる通り、記述が間違っていたいあたため修正いたしました。
    ご指摘ありがとうございました。

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  • 1. 匿名

    rの説明で、たたきつけダメージはチャンピオンどうしの体をぶつけることでダメージが発生するので、Rをはじかれた状態で奥に突っ込んでもダメージが出ません。
    とありますが、
    経験上&プラクティスで試した所、rで持ってかれてる時にサッシュ使ってもダメージ受けてるので「ダメージ受けない」は間違ってるかな?

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